元
Early neurological stability predicts adverse outcome after acute ischemic stroke.
2016 6月 アメリカ
脳卒中の重症度評価スケールであるNIHSSスコアの急な増加は梗塞の拡大や浮腫、出血など予後の悪化に関連する。
そこでNIHSSスコアが安定している場合は 良いことなのかマズイことなのか調べてみたそうな。
脳梗塞患者の急性期および3-5日後のNIHSSスコアを調べ次の3グループに分けた。
*NIHSSスコアが4以上増加の悪化グループ
*NIHSSスコアの増減が3以内の安定グループ
*NIHSSスコアが4以上減少の回復グループ
各グループとMRI画像上の特徴および3ヶ月後の生活自立度との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・悪化グループ8人、安定グループ36人、回復グループ31人を対象とした。
・悪化または安定グループの3ヶ月後の生活自立度は回復グループに比べ低く、
・梗塞や浮腫の拡大が明らかだった。
脳梗塞のあとNIHSSスコアが大きく増減しない状態は良い兆しではなく、梗塞や浮腫の拡大に関連していた、
というおはなし。
感想:
ようするに 良くなる患者は早くに ドンッ!と良くなるんだな。