元
Prognosis of Ischemic Stroke With Newly Diagnosed Diabetes Mellitus According to Hemoglobin A1c Criteria in Chinese Population.
2016 7月 中国
ヘモグロビンA1c (HbA1c)は糖尿病の診断に用いられる。あらたに糖尿病と診断された脳梗塞患者の1年後について調べてみたそうな。
糖尿病の診断は
空腹時血糖値126mg/dl以上、ブドウ糖負荷2時間後200mg/dl以上
または
HbA1cが6.5%以上 とした。
1年後の死亡率、再発率、機能回復度を調査し 関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・もともと糖尿病ではなく脳梗塞になった患者1251人のうち
・539人があらたに糖尿病と診断され、
・141人はHbA1cのみが高かった。
・糖尿病は1年後の予後悪化要因であり、とくに機能回復不良リスクが2.58倍になった。
・しかしHbA1cのみが高い患者では予後不良と明らかな関連はなかった。
脳梗塞をきっかけに糖尿病がわかった患者の予後は良くなかった。しかしHbA1cのみが高い場合はその限りではなかった、
というおはなし。
感想:
いままで糖尿病関連の研究は無視してきた。
でもさいきん、身近な人が糖尿病になり 他人事ではないと思い関心をもつようになった。