元
Efficacy and safety of non-immersive virtual reality exercising in stroke rehabilitation (EVREST): a randomised, multicentre, single-blind, controlled trial
2016 6月 カナダ
Playing card games aids stroke recovery
(BBC.com)
ビデオゲーム機を使った非没入型のバーチャルリアリティ(VR)訓練の効果が脳卒中リハビリシーンで注目されている。
そこで、バーチャルリアリティ訓練と従来のレクリエーション療法の効果を比較してみたそうな。
4カ国 14施設の発症から3ヶ月以内で軽-中等度上肢麻痺の脳卒中患者121人を
*任天堂Wiiを使うバーチャルリアリティ訓練(59人)
*トランプ、ビンゴ、ジャンガ、紙丸め投げなどで遊ばせるレクリエーション療法(62人)
の2グループに分け、1回60分間x2週間ののち上肢運動機能、有害事象の有無を評価したところ、
次のようになった。
・上肢運動機能テストに要する時間が バーチャルリアリティ訓練で32.0%、レクリエーション療法で28.7%短縮した。
・各グループで有害事象が数件起きたが訓練とは関係なさそうだった。
トランプなどで遊ばせるレクリエーション療法の上肢機能改善効果は非没入型バーチャルリアリティ訓練に匹敵した、
というおはなし。
感想:
あれこれ細かく口出ししなくても 勝手に遊ばせておけば自ずと良くなるって言いたいらしい。
コレ↓思い出した。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない