元
Sex Differences in the Impact of Shift Work Schedules on Pathological Outcomes in an Animal Model of Ischemic Stroke.
2016 6月 アメリカ
シフト勤務や時差ボケなど概日リズムが乱された状態が続いた時に脳卒中への反応がどう変わるのか、男女によっても異なるのか 実験してみたそうな。
オスとメスのネズミを明暗リズムが正確に12時間ずつ切り替わる環境に2週間置き、次の2グループに分けた。
*5日ごとに12時間「明」状態が先へズレるシフトグループ
*明暗リズム12時間ずつの一定グループ
これを7週間続けた後、人為的に脳梗塞を起こし 影響を比較した。
次のことがわかった。
・膣スメア検査では、メスの発情サイクルがシフトグループで消失し常時発情状態にあった。
・同様にシフトグループでは、メスのエストラジオールレベルが明らかに上昇していた。
・シフトグループのオスは非常に死亡率が高かった。
・シフトグループの生き残ったメスも梗塞が拡大し感覚運動機能に障害を持った。
シフト勤務を想定した概日リズムの乱れは脳卒中予後の性別の違いを際立たせ、特にオスの生存率が低かった。メスは女性ホルモンの神経保護作用が働くと考えられた、
というおはなし。
感想:
10年以上前、昼間の活動とは別に深夜のコンビニで8時間x週3x4年ほど働いてた。よく脳卒中起こさなかったなぁ、、と今更ながらに思う。