元
An observational study of implicit motor imagery using laterality recognition of the hand after stroke.
2016 6月 オーストリア
手の写真を見せて右手か左手か判別させる課題(Hand Laterality Recognition Task:HLRT)は運動イメージ能力を反映すると考えられている。これを脳卒中患者で調べてみたそうな。
脳卒中患者32人と健常者36人についてHLRTの精度、反応速度および身体機能、メンタルローテーション能力を測定し 比較したところ、
次のことがわかった。
・脳卒中患者は写真の手の判別精度が 69% vs 80% と低く、
・反応速度も 3.0 vs 1.9秒 と長かった。
・この精度低下または反応遅延のあった患者は53%に及んだ。
・HLRT精度は日常生活上の身体機能の低下、メンタルローテンション能力の低さ、失行と関連があった。
HLRTの精度 スピードで評価される運動イメージ能力は脳卒中患者の半数で低下していた。これは物体の心的回転能力の低下や失行、身体機能と関連していた、
というおはなし。
感想:
車運転してるとき、交差点のカーブミラーに映る車の方向指示器と進行してくる向きの予測がよく外れるんだけどこれと関係あるかな。