元
Effects of screen size on smartphone functionality and usability for stroke patients with hemiparalysis.
2016 4月 韓国
脳卒中で片麻痺の患者にとって使いやすいスマートフォンの画面サイズを 利き手との関係も含め調べてみたそうな。
発症前に右利きだった脳卒中患者13人の麻痺手について、
*右脳損傷の5人→元非利き手グループ
*左脳損傷の8人→元利き手グループ
として分けて、スクリーンのインチサイズがそれぞれ4.2, 4.5, 5.6のスマートフォンでの機能性、操作性を測定する実験を行った。
機能性はスマートフォンをキーパッドに見立て 指定の数列入力スピード、エラーを評価した。
操作性はスマートフォン画面上の指定した経路をドラッグする操作を行い違和感の程度を述べさせた。
次のようになった。
・スクリーンサイズごとの操作性は元非利き手グループでは差が無かったが、元利き手グループでは明らかな差が生じた。
・操作性に違和感を感じる箇所数のグループ間の差は スクリーンサイズが小さいほど多かった。
・入力スピードは元非利き手グループではスクリーンサイズに依らなかったが、元利き手グループでは差が生じた。
・グループ間の入力スピードの差は全てのスクリーンサイズで確認できた。
・グループ間でエラー頻度の差がもっとも小さかったスクリーンサイズは5.6インチ型だった。
スマートフォンの画面サイズごとの機能性、操作性を脳卒中片麻痺患者で調べた結果、大きい画面サイズだと操作への違和感およびエラー頻度が利き手の影響を受けにくかった、
というおはなし。
感想:
たしかに大きい方が使いやすいので4→5インチに買い換えた。
けど 左手は触覚が鈍すぎてスクリーンに軽く触れたつもりが長押し判定になったり、電子書籍のページめくりすら頻繁にミスする。