元
Pharyngeal Electrical Stimulation for Treatment of Dysphagia in Subacute Stroke
2016 5月 イギリス
脳卒中後の嚥下障害は予後の悪化につながる いっぽうで治療法は限られる。
咽頭電気刺激はこれまで3つのランダム化比較試験で有効であるとされている。
ほんとうのところはどうか、確かめてみたそうな。
脳卒中で嚥下障害の患者162人(平均年齢74、脳梗塞89%)について1回10分間の咽頭電気刺激治療を3日間行い、2、6、12週間後に改善度を評価した。
偽刺激グループも設けて比較した。
次のことがわかった。
・2週間後、誤嚥スケールは両グループで差がなかった。
・6、12週間後の嚥下能力、症状ともにグループ間の差はなかった。
・有害事象はなかった。
脳卒中で嚥下障害の患者への咽頭電気刺激は安全ではあるものの、改善効果はまったく認められなかった、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
嚥下リハビリにバイタルスティムセラピーはいかが