元
Effects of aspirin on risk and severity of early recurrent stroke after transient ischaemic attack and ischaemic stroke: time-course analysis of randomised trials
2016 5月 イギリス
これまでアスピリンによる脳梗塞の再発予防効果は長期的にはわずか(~15%)であると考えられてきた。
しかし再発の多くは早い時期に起きることから短期の経時的な予防効果を調べなおしてみたそうな。
16万人の被検者データを含む脳梗塞の再発研究12件について、
アスピリン使用者の再発結果を 6週間後、12週間後で評価したところ、
次のことがわかった。
・6週間時点での脳梗塞再発リスクはアスピリン使用者で60%低下し、障害を残すリスクも70%以上低下した。
・この効果はTIAや軽微な脳梗塞経験者で顕著だった。
・12週間を過ぎると この効果は確認できなかった。
TIAや軽微な脳梗塞のあとのアスピリンは 再発のリスクをこれまで考えられてきた以上に低下させる。頭の血管詰まったかな?と思ったらすぐにアスピリンを飲むように人々に周知するべきではないか、、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
アスピリンに脳卒中予防効果はあるのかないのか
追記:
NEJM誌:アスピリンは予防効果ないうえにとても危険