元
Low-Dose versus Standard-Dose Intravenous Alteplase in Acute Ischemic Stroke
2016 5月 オーストラリア
急性脳梗塞の治療薬 tPAをつかうと脳内出血がよく起きる。
そこで使用量を減らしてみて 治療効果や死亡率への影響を確かめてみたそうな。
血栓溶解治療に適した3310人の患者(63%がアジア人)を、tPAが通常の2/3の低用量グループと通常用量グループに分けたところ、
次のようになった。
・90日後に障害が残った患者の割合は、53.2% vs. 51.1% で低用量グループが多かった。
・脳内出血を起こした患者は1.0% vs. 2.1% で通常用量グループが多く、
・7日後の死亡例も0.5% vs. 1.5% で通常用量グループで多かった。
・90日後の死亡率は8.5% vs. 10.3% で通常用量グループが高かったが有意な差では無かった。
主にアジア人を対象にした実験では 低用量のtPA治療は通常用量にくらべ障害が残る率がやや高かったものの、脳内出血と死亡者数は少なかった、
というおはなし。
感想:
さっき ためしてガッテン見てたらtPAの宣伝してたので関心を持った。