元
An enriched environmental programme during inpatient neuro-rehabilitation: A randomized controlled trial.
2016 4月 オーストラリア
刺激豊かな環境が神経リハビリテーション病棟に入院している患者にどう影響するものか調べてみたそうな。
神経疾患患者103人(脳卒中53人 他)を
*刺激豊かな環境52人、
*従来型リハビリ環境51人
に分けて、入院時、退院時、3ヶ月後 のウツ、不安、認知、自立度、QoL等について調べ比較した。
刺激豊かな環境として ネットアクセスのできるパソコン、ビデオゲーム、図書、音楽プレーヤ、銀行ATMなどを設置した別室を用意し、通常リハビリに加えて平日は2時間そこで過ごし 多くの活動に参加するよう促した。
次のようになった。
・退院時、刺激豊かな環境グループの患者はウツ、ストレス、認知機能、機能的自立度の改善度が明らかに優れていた。
・これらは3ヶ月後にも維持されていた。
・特に脳卒中患者で 認知機能と活動量の改善が大きかった。
リハビリに刺激の豊かな環境を加えると 神経疾患患者の機能的、認知的能力を大きく改善することができる、
というおはなし。
感想:
こういう考え方って動物の飼育方法からきてるみたい。
患者にタブレット1枚貸し出せばいいんじゃないかな。
自分が入院してたころはスマホもまだ普及してなかった。日々あまりにすることがなくて逃げ出すように退院した思い出。