元
Low total cholesterol level is the independent predictor of poor outcomes in patients with acute ischemic stroke: a hospital-based prospective study.
2016 3月 中国
脳梗塞患者のコレステロールが低い場合の長期的な回復度について 大規模に調べてみたそうな。
アテローム血栓性脳梗塞の患者6407人について入院時の総コレステロール値と3,12,36ヶ月後の回復度との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・19.6%がコレステロールが低いグループ(157mg/dl未満)で、これは男性に多かった。
・コレステロールが低いグループには高齢、前頭部梗塞、心房細動、喫煙、飲酒、糖尿病、肥満の者が多かった。
・36ヶ月後に要介護または再発した患者はコレステロール低いグループで明らかに多かった。
・この関連は年齢、性別、重症度を考慮に入れても変わらなかった。
・ただし 死亡率と脳卒中後のコレステロール値との有意な関連はなかった。
アテローム血栓性脳梗塞患者がスタチン治療でコレステロールを下げると やがて要介護状態や再発を引き起こすかもしれない、
というおはなし。
感想:
総コレステロール値157って低めだけど異常ではないよな。
アテローム性の梗塞になった人は 当然のごとくコレステロール下げることに血道になってるだろうし 笑い事じゃないよね、、、、
脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに