元
Effect of a Task-Oriented Rehabilitation Program on Upper Extremity Recovery Following Motor StrokeThe ICARE Randomized Clinical Trial
2016 2月 アメリカ
これまで高用量の課題指向型訓練は 脳卒中患者の上肢機能の回復に有効であると信じられてきた。
ほんとうのところをきっちりと調べてみたそうな。
米国7ヶ所の病院から 脳卒中で中等度の上肢機能麻痺の外来患者361人を募り 次の3つのグループに分けた。
A) 課題指向型訓練
B) Aと同用量の作業療法(30時間/10週間)
C) 通常用量(Bの時間半分)の作業療法
12ヶ月間フォローし 上肢機能を評価 比較したところ、
次のことがわかった。
・どう評価しても 3グループ間で上肢機能の改善度に有意な差は見られなかった。
中等度の上肢麻痺患者への課題指向型訓練は、その半分の時間の従来型作業療法と成果が同レベルだった。
脳卒中患者への課題指向型訓練はまったく効果的とはいえない、
というおはなし。
感想:
コントロールとして「病院に来て雑談するだけ」というグループも設けて欲しかったな。
さらに驚くべき結論になる予感、、
追記:
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった