元
Impact of seasons, years El Nino/La Nina and rainfalls on stroke-related morbidity and mortality in Kinshasa.
2016 1月 コンゴ
季節や気象条件と脳卒中が関連することはよく知られている。
そこで エルニーニョ現象と脳卒中について調べてみたそうな。
コンゴ民主共和国キンシャサの大学病院で1998-2004の脳卒中患者について、
太平洋赤道域東部の海水温が上昇する「エルニーニョ現象」 および
逆に海水温が低下する「ラニーニャ現象」が発生した年との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・470人の脳卒中患者のうち34.5%が亡くなった。
・気候が平年通りの場合 脳卒中の発生率に変化はなかった。
・エルニーニョの年には降雨が減少し脳梗塞が増えた。
・ラニーニャの年には降雨が増加して脳出血が増えた。
・特にエルニーニョの年の脳卒中は死亡率が高かった。
気象状況をみて脳卒中への注意を促すシステムが必要かもしれない、
というおはなし。
感想:
「ラニーニャ」 を初めて耳にしたので関心をもった。