元
Recovery of language function in Korean-Japanese crossed bilingual aphasia following right basal ganglia hemorrhage.
2016 2月 韓国
右利き右脳損傷なのに言語に障害を持つことを「交叉性失語」という。
バイリンガルで交叉性失語になった事例があったそうな。
韓国語と日本語に堪能な47歳男性右利きが 右脳基底核に出血を起こし、失語症になった。
韓国語と日本語の回復過程を調べたところ、
次のようになった。
・1ヶ月後の失語指数は韓国語32 日本語51 で日本語の方が回復良好だった。
・脳機能MRIでは両言語ともに左脳の特に下前頭回の働きが活発だった。
・韓国語トレーニングを行って6ヶ月後、韓国語は明らかに改善したが、
・韓国語の改善効果が日本語にも現れることはなかった。
優位脳の皮質下の損傷がバイリンガル男性の一方の言語に影響した。その後 言語機能が左脳に統合されたのだろう、
というおはなし。
感想:
交叉性失語を初めて耳にしたので関心をもった。