元
Stroke in Commercial Flights
2016 2月 スペイン
商用機内での脳卒中事例について詳しく調べてみたそうな。
2008-2014に年間旅客数4000万人規模の国際空港から運ばれてきた脳卒中患者について調査したところ、
次のことがわかった。
・この間に脳梗塞32人、一過性脳虚血発作12人の脳卒中患者が発生した。
・脳卒中の推定発生率は35000便に1件だった。
・原因は アテローム血栓症36%、エコノミークラス症候群18%、心塞栓性16%、動脈解離9%、ラクナ梗塞9%、不明12% だった。
・27%の患者が頸動脈狭窄率70%以上だった。
・予後は良く、44%が血栓溶解治療を受けた。
・治療のために目的地外着陸を行った事例は1件だけだった。
航空旅行中の脳卒中の発生率は低かった。この調査ではエコノミークラス症候群や動脈解離も目立っていたが、頸動脈狭窄患者のアテローム血栓症が主な病因と考えられた、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
CA『お客様の中にお医者さまはいらっしゃいませんか!』『リハ医だけどOK?』