元
Perceived Unmet Rehabilitation Needs 1 Year After Stroke
An Observational Study From the Swedish Stroke Register
2016 1月 スウェーデン
脳卒中発症から1年後、回復に不満を抱いている患者の特徴を調べてみたそうな。
スウェーデンの脳卒中データベースから発症12ヶ月後の患者を抽出しアンケートを送ったところ、
次のことがわかった。
・37383人の脳卒中患者のうち、発症から12ヶ月後に 21.5%が回復に不満を感じていた。
・回復に満足している者に比べ不満を感じている者は、より高齢で( 75.4 versus 72.4 )
・日常生活動作が要介助状態にある者が多く(59% versus 31.9%)
・介護施設にいる者も多く(24.3% versus 11.5%)
・うつ状態の者も多く(32.3% versus 24.9%)
・疼痛治療が十分でない者もおおかった(54.5% versus 32.3%)
・彼らの元の特徴として、重症、脳卒中歴、女性、糖尿病、脳出血、心房細動が挙げられた。
発症から1年後 回復程度に不満を感じている脳卒中患者は少なくなく、高齢、依存、疼痛、うつが関連していた。患者を多方面からフォローできるシステムが必要だろう、
というおはなし。
感想:
ぎゃくに見ると 80%近くは概ね満足してるってことで、高すぎないか???って思った。
けど脳卒中患者のほとんどは軽症だから妥当な数字かな、、、
概ね満足であって、完全回復というわけではないんだよな。