元
Sleep Fragmentation, Cerebral Arteriolosclerosis, and Brain Infarct Pathology in Community-Dwelling Older People
2016 1月 アメリカ
睡眠障害と脳卒中は関連があると言われている。そこで睡眠の断片化率と血管の損傷程度を人体解剖で調べてみたそうな。
生前に少なくとも1週間以上の睡眠モニター検査を行った平均年齢90の315人について 死後解剖を行い、脳組織内の動脈硬化や梗塞数を評価し関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・被検者の61%は中等度の血管ダメージを受けていて、29%は脳卒中を経験していた。
・睡眠の断片化が著しい人は細動脈硬化のリスクが27%高く、
・皮質下の梗塞数も多かった。
睡眠中しばしば目が覚める高齢者は細動脈硬化や皮質下の梗塞になりやすかった、
というおはなし。
感想:
90歳にもなると目が覚めない可能性もあるんだから 睡眠断片化がいったいどれほどの問題なのかと思う。