元
Prevalence and Time Course of Post-Stroke Pain: A Multicenter Prospective Hospital-Based Study.
2015 12月 イタリア
脳卒中後の疼痛を時期別、種類別に調べてみたそうな。
443人の脳卒中患者について、
急性期、亜急性期、慢性期 の各時期に、
中枢性疼痛、骨格筋痛、肩の痛み、痙縮の痛み、頭痛の有無を調査した結果、
次のことがわかった。
・全体の疼痛経験率は29.56%だった。
・14.06%が急性期、42.73%が亜急性期、31.90%が慢性期に起きた。
・痛みの起きる時期は痛みの種類により異なり、
・骨格筋や肩の痛みは急性期よりも亜急性期、慢性期に多かった。
・痙縮の痛みは慢性期に多く、
・頭痛は急性期に現れた。
・中枢性疼痛は急性期よりも亜急性期、慢性期に多く、
・投薬治療を受けている者は25%未満だった。
脳卒中後の痛みは急性期よりも亜急性期、慢性期に多く、治療対象にないことが多かった、
というおはなし。
感想:
いまだに、ウォーミングアップができていないと 足の裏が痛むことがある。すぐ気にならなくなるけどね。