元
Mirror Training Augments the Cross-education of Strength and Affects Inhibitory Paths.
2016 1月 オランダ
左右一方の手を筋力トレーニングすると反対側の手の筋力も増加する いわゆるクロスエデュケーションは 効果がそれほど強くない。
そこで訓練手を鏡に映し観察させた場合、クロスエデュケーション効果に違いがあるか調べてみたそうな。
健常者をミラーグループ11人と非ミラーグループ12人分けて、
右手首を最大筋力の80%で曲げる訓練を3週間施した。
ミラーグループには鏡像を観察しながら訓練させた。
その後の左手首の最大屈筋力と運動野との誘発電位を測定したところ、
次のようになった。
・両グループともに右手首の筋力は72%増強した。
・クロスエデュケーション効果である左手首の筋力は、ミラーグループで61%、非ミラーグループでは34%強くなった。
・運動誘発電位の静止時間はミラーグループで15%減少し、非ミラーグループでは12%増えた。
・脳半球間抑制度はミラーグループで11%増加、非ミラーグループで15%減少した。
鏡を使って訓練中の動作を観察するとクロスエデュケーションが強化される。脳卒中患者のリハビリに応用できるかもしれない、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
上肢ミラーセラピーの効果的なやり方