元
Factors associated with post-stroke depression and fatigue: lesion location and coping styles.
2015 11月 中国
脳卒中あとのうつや疲労感は珍しいことではなく 長く続く問題でもある。それらと脳の損傷部位や心理状態との関連を調べてみたそうな。
急性脳梗塞で情動障害の患者368人について、発症3ヶ月時点でのうつ、疲労の程度を調べ、MRIで確認した損傷位置、対処行動傾向との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・梗塞の位置が大脳基底核、放射冠、内包にある場合、脳卒中後の疲労に関連し、
・脳卒中後のうつと梗塞位置との関連はなかった。
・障害受容はうつと疲労に関連した。
・回避傾向はうつに関連し、対峙傾向は疲労と関連していた。
脳卒中後のうつと疲労に関連する脳の損傷位置は異なった。また各々の対処様式も違っていた、
というおはなし。
感想:
うつが位置によらないって話はときどき聞く。これっておもしろいと思う。