元
Mobile Phone–Based Questionnaire for Assessing 3 Months Modified Rankin Score After Acute StrokeA Pilot Study
2015 10月 スウェーデン
脳卒中患者は多くの場合 その退院後、 病院を訪れない限り 回復度が引き続き正確に評価されることはない。
そこでスマートフォンを使った生活自立度調査を実験してみたそうな。
62人の急性期脳卒中患者もしくはその介護者のスマートフォンに特製アプリを導入した。
このアプリは退院3ヶ月後に自動的に起動して生活自立度判定に関する20の質問を投げかけるよう設定されている。
その数日後、患者の元へ職員を派遣して同様の評価を行い アプリの結果と比較解析したところ、
次のようになった。
・48人で実験を完遂できた。
・平均年齢67、3ヶ月後の生活自立度の指標mRSの中央値は2だった。
・62.5%でスマートフォンアプリによる評価と実際の評価が一致していた。
・自立(mRS 0-2)と依存(mRS 3-5)を分別した場合では、83%が一致していた。
スマートフォンアプリを用いた脳卒中患者の回復度調査は、従来法とよく一致していた、
というおはなし。
感想:
スマホアプリを使いこなす高齢者はイメージしにくいけど、50歳未満の若い患者には喜ばれるフォローだろうな。