元
Mirror neuron system based therapy for aphasia rehabilitation.
2010 10月 中国
ミラーニューロンシステムの働きは運動と言語機能に関連している。そこで、ミラーニューロンシステムを刺激しながら言語訓練をしたときの失語症リハビリ効果を実験してみたそうな。
脳卒中で失語症の患者6人について、次の2種類の訓練を行った。
A: 手の動作ビデオを見ながら、対象物の名称を繰り返し答える。
B: 静止画をみながら、写っている物の名称を繰り返し答える。
これを1回30分間x毎日x1週間ずつ、ABAまたはBABの順で計3週間行った。
1週間毎に訓練成果を確認し、関連を解析した。
また、fMRI検査も行い脳の活動部位を比較した。
次のことがわかった。
・6人全ての患者でAの動作観察訓練あとに、言語機能テストのほとんどの側面でスコアが改善した。
・fMRIではAの動作観察訓練あとに、ミラーニューロンネットワークがより広く活動していた。
ミラーニューロンネットワークを利用した言語訓練法は、脳卒中の失語症リハビリに有効かも知れない、
というおはなし。
感想:
これほんとだとしたら、huluでアクション映画観ながらその実況を独り言しているだけで効果があるはず。