元
The Role of Alexithymia in the Incidence of Poststroke Depression.
2015 10月 台湾
脳卒中後のウツはもっともよくある神経精神学的症状である。いっぽう アレキシサイミア(失感情症)は自分の感情を自覚し表現することが難しい状態を指す。
失感情症が脳卒中後のウツに関わっているかどうか調べてみたそうな。
脳梗塞の入院患者285人について失感情症、不安、神経症状、痴呆のテストを1ヶ月毎に行い、6ヶ月間フォローしたところ、
次のことがわかった。
・脳卒中後ウツの割合は16.5%だった。
・脳卒中後ウツと失感情症スコアは明らかな関連があった。
失感情症傾向の脳卒中患者はウツになりやすいのかもしれない、
というおはなし。
感想:
アレキシサイミアを調べると、感情を失っているわけではなくて自覚が困難なだけだ、ってなことが書いてある。自覚しない感情とはいったいなんぞや?
物事に動じない精神的に成熟した人間を病気扱いしたいときに用いる考え方なのかな、、と思った。