元
Successful endovascular stroke therapy in a 103-year-old woman.
2015 11月 アメリカ
世界では80歳を超える高齢者が急速に増加している。
血管内治療の効果は年齢に関係なく得られるとする研究がいくつかある。実際、アメリカ脳卒中協会のガイドラインではその適用に年齢の上限を設けてはいない。
103歳の女性が左内頚動脈の閉塞による脳卒中で入院してきたそうな。
・発症から2時間経っていた。
・重症度は高く、NIHSSスコアは38だった。
・断層画像上では梗塞に至った組織はまだなかった。
・発症前の生活自立度は高く、ほとんど介護なしで暮らしていた。
・血栓溶解療法ののち機械的血栓除去を行ったところ、
・劇的に回復し、48時間後にはNIHSSスコアは1にまで戻った。
・発症から再開通までは3時間40分だった。
血管内治療の条件に合う患者であれば、年齢が非常に高くても効果があるものなのだなぁ、、、
というおはなし。
感想:
この婆さんがすごいんだと思う。平均寿命をはるかに超えてる時点で「生きることの達人」なわけで DNAレベルでも病気に強いはず。
こういう特殊な人で治療が成功しても自慢にならないんじゃないのかな、、