元
The functional anatomy of motor imagery after sub-acute stroke.
2015 7月 ドイツ
運動イメージ訓練は脳の運動皮質の活動と密接な関連がある。
脳卒中患者での運動イメージ中の脳半球間バランスを調べてみたそうな。
亜急性期脳梗塞患者17人と健常者12人について、握り動作とその運動イメージ時の脳活動をfMRIで観察した。脳活動の優位半球度(Laterality index)を前運動野について評価した。
次のことがわかった。
・握り動作時の優位半球度は、健常者0.48、患者0.12で両者の差は大きかったが、
・運動イメージ時は健常者-0.03、患者-0.12で、両グループともに半球間バランスが保たれていた。
・患者では運動イメージ時に損傷脳と反対側に活動がシフトする傾向があった。
脳卒中患者の運動イメージ時に、脳の運動皮質の活動バランスが半球間で保たれていた。運動イメージ訓練をリハビリに追加する根拠になるかもしれない、
というおはなし。
感想:
最初の数週間 左腕の感覚が完全にゼロだった頃、動作をイメージすると身体から見えない腕が分離して出てきたものだった。こういうときの脳活動をみてもらいたいものだねぇ、、