元
Maximal Admission Core Lesion Compatible With Favorable Outcome in Acute Stroke Patients Undergoing Endovascular Procedures
2015 8月 スペイン
脳梗塞がどのくらいの大きさまでだったら良好に回復できるものなのか調べてみたそうな。
脳梗塞患者の入院時にすでに壊死してしまっている組織の体積をCTまたはMRIで計測し、3ヶ月後の生活自立度との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・CT29人、MRI28人、計57人の患者記録を対象にした。
・入院時の梗塞体積の平均は28mLで、3ヶ月後回復良好な患者割合は45%だった。
・梗塞体積が39mLを下回る場合、適切な治療により64%の患者が良好に回復できた。
・梗塞体積が39mLを超える場合、治療によらず回復良好患者は12%にとどまった。
・良好回復可能な梗塞の最大体積の判定はCTよりもMRIで厳しく算出された。
・この体積は年齢で異なり、80代では15mL、若年者では40mLだった。
入院時の梗塞体積はのちの回復度と強い関連があり、39mLを超えなければ概ね良好な回復が期待できる、
というおはなし。
感想:
ひさしぶりに昔の画像を見なおして 発症2週間後の頭の中動画を作ってみた。