元
Heritability of young- and old-onset ischaemic stroke.
2015 9月 アメリカ
脳卒中に遺伝要因があることはわかっているが、若年者と高齢者のどちらにより影響するものなのかは明らかではない。
そこで、ゲノム解析から脳梗塞リスクの遺伝率の違いを調べてみたそうな。
ヨーロッパ人の脳梗塞患者4050人および健常者5765人について、ゲノムアレイ検査を行い 脳梗塞リスクの遺伝率を若年者と高齢者について解析したところ、
次のようになった。
・サンプルの47%が55歳未満の若年者だった。
・若年脳梗塞リスクの遺伝率は42%、高齢者のそれは34% となった。
脳梗塞リスクの遺伝的寄与率は若年脳梗塞で高齢者よりも大きかったが、統計学的有意な差ではなかった、
というおはなし。
感想:
15年くらいまえに、ある珍しい病気の遺伝子の個人差をみるために組織サンプルからDNAを一文字ずつ読み取りメチル化の有無も調べる実験を1年間ほどやってた。
だからこの種の話はわかるつもりでいたんだけど 浦島太郎気分だな、、