元
Hemispheric specificity for proprioception: postural control of standing following right or left hemisphere damage during ankle tendon vibration.
2015 9月 フランス
右脳損傷の脳卒中患者は姿勢が不安定になりやすいといわれている。
これを実験で確かめてみたそうな。
右脳損傷患者12人、左脳損傷患者14人、健常者20人について、
麻痺足、非麻痺足または両足に振動刺激(80Hz,20秒)を与えて、立位での姿勢動揺を観測した。
腓骨部またはアキレス腱を振動刺激部位とした。
次のようになった。
・アキレス腱を振動刺激したときに姿勢動揺がもっとも大きかった。
・麻痺足よりも非麻痺足のアキレス腱を刺激したときに後方への姿勢動揺が大きかった。
・左脳損傷患者は振動刺激直後は動揺したが、徐々に安定した。
・右脳損傷患者は姿勢動揺が収まらなかった。
・両足の振動刺激時、姿勢が再安定するまでの時間は右脳損傷患者がもっとも長かった。
脳卒中患者の姿勢は、右脳損傷でかつ深部感覚が乱されたときに大きく変動した、
というおはなし。
感想:
右脳損傷→左片麻痺だから、こういうこと↓なんだよな、、
左片麻痺は転倒に注意! 繰り返す 左片麻痺は転倒に注意