元
Dyad Training Protocol on Learning of Bimanual Cup Stacking in Individuals with Stroke: Effects of Observation Duration.
2015 9月 タイ
脳卒中患者をペアにして互いの動作を観察させる訓練方法がある。
この観察時間と訓練効果の関連を調べてみたそうな。
慢性期の軽症脳卒中患者12人をペリングして、さらに2グループに分けて、
両手でカップスタッキング訓練を行った。
ペアの一方がカップスタッキング中、もう一方はその動作を観察する。
実験グループでは、6分毎に交代して4セッション、
比較グループでは、1分毎に交代して24セッション行った。
2日目に両グループ同条件下で、カップスタッキングに要する時間および反応時間を測定 比較した。
次のことがわかった。
・初日の訓練で両グループともカップスタッキング完成時間を短縮できたが、
・実験グループの改善度は明らかに優れていた。
・2日目、実験グループのみが初日のタイムを更新できた。
・反応時間についても同様の傾向が見られた。
慢性脳卒中患者のペア訓練では1分間よりも6分間毎に交代させるほうが学習効果が高かった、
というおはなし。
感想:
ミラーニューロンがどうのこうのという前置きがあったが、
実のところ1分間じゃ考える時間が少なすぎてちっとも上手くならない、ってことでもあるみたい。
むしろペアの相手を異性にしたときの効果を実験してほしかった。