元
Perihematomal Edema and Functional Outcomes in Intracerebral HemorrhageInfluence of Hematoma Volume and Location
2015 9月 イギリス
脳内出血で血腫のまわりの浮腫の拡大と回復度との関連を調べてみたそうな。
脳卒中発症後6時間以内の入院で、72時間後の断層画像記録および90日後の自立度のわかる事例を抽出し、血腫の大きさ、浮腫の拡大との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・596人の脳内出血患者データが見つかった。
・血腫体積の中央値は 15.0mLで、周辺浮腫体積は 8.7mL だった。
・34.9%の患者で浮腫の拡大が起こり、
・その拡大体積は 72時間で14.7mLだった。
・浮腫拡大した患者の90日後の自立度は低くかった。
・この傾向は大脳基底核に30mL未満の血腫がある患者にのみ見られた。
発症から72時間内に浮腫が拡大した脳内出血患者は、特に大脳基底核に30mL未満の血腫の場合に、回復が悪かった、
というおはなし。
感想:
この機会に自分のあたまの2週間後のMRI(FLAIR)から血腫込みの高信号体積を測ったところ、100mLを超えていた。 なにかの間違いかと思った。
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