元
Management of Central Poststroke PainSystematic Review of Randomized Controlled Trials
2015 9月 カナダ
脳卒中患者の中枢性疼痛は慢性的に続く神経障害である。
その数ある治療法の効果を総括してみたそうな。
関連する過去の研究から信頼性の高いものを厳選して、データを統合、再解析したところ、
次のことがわかった。
・計459人の被検者を含む8件の研究成果が見つかった。
・それらは、抗けいれん薬、抗うつ薬、オピオイド系鎮痛薬、rTMS、鍼についての研究だった。
・いずれの治療法も 痛みに対しほとんど効果がないか何の影響ももたらさなかった。
・治療の確からさはきわめて低いレベルにあった。
これまでの研究を精査したところ、中枢性疼痛の治療ガイドラインに沿わない結論になってしまったが、実際に治療効果を示せないのだからしょうがない、
というおはなし。
感想:
rTMSと鍼はともかく、薬物系も役に立たないのは別の意味でつらい。