元
Specific brain lesions impair explicit motor imagery ability: a systematic review of the evidence.
2015 8月 カナダ
身体の動作を心に思い描く「運動イメージ」リハビリはすべての患者で効果があるわけではない。
そこで、脳のどの位置に損傷があると運動イメージ能力に障害が起きやすいのか過去の研究から調べてみたそうな。
運動イメージと損傷部位に関する論文を厳選した結果、
次のことがわかった。
・3861の論文が検索ヒットし、さらに被検者196人を含む23件の研究に絞り込んだ。
・運動イメージ力の評価方法がまちまちだったのでスコアを標準化した。
・脳の損傷位置は、小脳を含め皮質、皮質下の多くの箇所におよんでいた。
・脳損傷の原因は主に脳卒中とパーキンソン病だった。
・頭頂葉に損傷を受けた患者で もっとも運動イメージ力が障害されていた。
・次いで前頭葉や大脳基底核の損傷患者も運動イメージ力が低かった。
頭頂葉や前頭葉にダメージを受けた患者の運動イメージ能力は大きく損なわれていた。運動イメージリハビリの適否はこのあたりの事情を考慮するべきかも、
というおはなし。
感想:
いちばん影響あるのは前頭葉だと思ってた、、