元
Dietary isoflavones, urinary isoflavonoids, and risk of ischemic stroke in women.
2015 8月 アメリカ
女性のホルモン療法は脳梗塞リスクを上げると言われている。大豆から摂れるイソフラボンは女性ホルモン様の作用を持ち、ホルモン療法の代替物としても販売されている。
そこで食事から摂るイソフラボンの量と脳梗塞リスクとの関連を調べてみたそうな。
40-70歳、66832人の中国人女性について食事調査をし、脳卒中の有無を10年間追跡したところ、
次のことがわかった。
・この間に3110件の脳梗塞があった。
・イソフラボンの摂取量と脳梗塞リスクの上昇度は関連があり、
・摂取量が増えるに従って リスクは1.00→1.05→1.10→1.11→1.24倍と大きくなった。
・対象を閉経女性に限定しても同様の関連が見られたが、
・イソフラボンの尿中排泄量との有意な関連はなかった。
大豆由来のイソフラボンを習慣的に多く摂る女性は脳梗塞リスクが明らかに高かった、
というおはなし。
感想:
これって 2007年の国立がん研究センターの発表内容と真逆の結論。イソフラボンを摂ると脳梗塞リスクが下がると言ってる。
イソフラボンと脳梗塞・心筋梗塞発症との関連について
どっちにも解釈できる程度にわずかな影響なんだろな、、