元
Association between site of lesion and driving performance after ischemic stroke.
2015 8月 ベルギー
脳卒中の部位と自動車運転能力との関連を調べてみたそうな。
平均年齢56、発症後10ヶ月で平均運転歴35年の脳梗塞経験者73人について、視覚や認知機能検査、路上テストを行い、脳の損傷位置と運転能力との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・28人(38%)が明らかに(技術的に)自動車運転は不適格だった。
・脳の損傷位置と各テストの結果にやや強い関連があった。
・頭頂葉の損傷は、ハンドル操作やスピード制御に問題があった。
・後頭葉の損傷は、視野テストと空間無視テストの結果に強い関連があった。
頭頂葉にダメージを受けた脳卒中経験者はもう自動車運転無理かも知れない、
というおはなし。
感想:
息苦しいまでに規制やルールに縛られている今の世の中で、自動車運転者の適格性検査ほどユルユルなものを他に知らない。
あと50年もすれば自動運転が当たり前になるだろうから きっと昔の人のいい加減さに呆れ返るんだろうな、、と思う。