元
Internet-based information-seeking behavior for transient ischemic attack.
2015 8月 アメリカ
近年、インターネットは健康関連情報を検索または情報発信する重要なツールとなっている。
そこで、Googleを使って一過性脳虚血発作(TIA)についての検索動向を調べてみたそうな。
次の2つのキーワード
"Transient Ischemic Attack" (一過性脳虚血発作)
"Mini Stroke" (軽い脳卒中)
について過去10年間の検索ボリュームの推移を調査したところ、
次のことがわかった。
・両キーワードに共通する明らかな検索増加ピークが3つ見つかった。
・各ピークは有名人の一過性脳虚血発作がマスコミやニュースで取り上げられたタイミングに一致していた。
・こういった出来事のあと3-7日かけて元の検索ボリュームに戻っていった。
・さらに、"Transient Ischemic Attack" の検索ボリュームは10年間でほぼ一定なのに対し、"Mini Stroke"は年々、増加傾向にあった。
・これらキーワードに関心を持つ人々は、アメリカ南東部に多かった。
脳卒中に関連したキーワードの検索ボリュームは、マスコミによる有名人の発症ニュースと連動して大きく変化した。マスコミとネットを連携させれば健康推進活動がはかどるかも、
というおはなし。
これがそのトレンドグラフ
感想:
たしかに記事タイトルに「TIA」をいれるとアクセスが少ない。
逆に「軽症」と入れるとアクセスが多い。
TIAとか一過性脳虚血発作って症状のわりに名前が大げさでわかりにくい。ほんとうにこんな診断もらっているひとがいるのだろうか??って印象。