元
Executive function, but not memory, associates with incident coronary heart disease and stroke
2015 8月 デンマーク
認知システムの中の実行機能、記憶機能が脳卒中や冠動脈疾患と関連するものか調べたそうな。
平均年齢75、3926人について、認知機能テストを行った。思考や行動を制御する実行機能、および記憶機能のスコア別に3グループに分けた。
その後3年間フォローし、脳卒中や冠動脈疾患との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に 脳卒中が155件、冠動脈疾患が375件発生した。
・実行機能が高いグループに比べもっとも低いグループの脳卒中リスクは1.51倍、冠動脈疾患リスクは1.85倍だった。
・記憶機能に関してはいずれもリスク上昇はなかった。
実行機能の低さは脳卒中や冠動脈疾患と高い関連があった。実行機能が血流状況をよく反映していると考えられた、
というおはなし。
感想:
この研究では実行機能検査としてストループ課題を使っている。スマホアプリもってるから平常時スコアをおぼえておくかな。
ストループテストの例: 文字色の名前を声に出す