元
Body-Mass Index (BMI) and Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage: Decreasing Mortality with Increasing BMI.
2015 7月 イギリス
肥満の脳梗塞患者、脳内出血患者の生存率がなぜか高いことを「肥満パラドックス」と呼ぶ。
脳動脈瘤が原因のくも膜下出血でもおなじことが言えるのか調べてみたそうな。
2002-2011のくも膜下出血患者305人分の記録から、肥満度BMIと死亡率との関連を解析したところ、
次のようになった。
・BMI30以上の肥満グループでは高血圧、糖尿病、クリッピングが標準体重グループよりも多かった。
・標準体重→過体重→肥満の順で、短期死亡率はそれぞれ 17%→12%→8%、
・長期死亡率はそれぞれ 34%→26%→19%だった。
くも膜下出血患者ではBMIが高いほど短期、長期死亡率が低かったが機能回復度には差はなかった、
というおはなし。
感想:
脳卒中の細かい原因の違いにはよらないで、とにかく太ってるひとは脳ダメージを受けても簡単には死なないってことか。