元
Effect of Motor Imagery on the F-Wave Parameters in Hemiparetic Stroke Survivors.
2015 6月 イラン
神経活動電位のF波は運動皮質の興奮性を反映すると考えられている。
そこで 運動イメージ法を使った脳卒中リハビリの効果を F波について検証してみたそうな。
発症後72時間以内の脳卒中片麻痺の患者21人について、
麻痺した手の指を動かすイメージをしている間のF波を、腕をとおる正中神経、尺骨神経で測定した。
麻痺していない側でも同様の測定を行い 比較した。
次のことがわかった。
・麻痺手と非麻痺手でF波は大きく異なっていた。
・運動イメージ中の麻痺手のF波持続性が両神経で改善し、
・F波反応強度も正中神経で改善した。
運動イメージ中のF波強度と持続性が改善された。運動イメージリハビリは脳卒中で弱った運動神経の働きを回復するのかもしれない、
というおはなし。
感想:
「凄絶」なはずの脳卒中リハビリが「想う」だけで済むわけがないとフツーは考える。一方で運動イメージ法やメンタルプラクティスを超える効果的な治療法が存在していないのも事実。
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