元
Auditory Spatial Deficits in the Early Stage of Ischemic Cerebral Stroke.
2015 6月 ポーランド
脳梗塞により聴覚に障害を受ける患者の割合と特徴について調べてみたそうな。
61人の急性期脳梗塞患者および60人の健常者について、音源探査能力の検査を行い梗塞形状との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・脳梗塞患者の82%で音源の最小弁別角度テストのスコアが明らかに低かった。
・54.1% vs.27.9%で 両耳より片耳での障害が多かった。
・梗塞が 両側、多発、ラクナの各ケースで音源の最小弁別角度が大きく異なった。
・特に、前頭葉、側頭葉に梗塞があるとこの違いは顕著だった。
・語音弁別能が低く 感音性難聴の患者で音源探査能力が低かった。
脳梗塞患者で音源探査能力の低下はよくあることで、梗塞の特徴とよく関連していた、
というおはなし。
感想:
『片側が難聴なんですけど、、』というメールが多い理由がわかった気がする。