元
The Time-Dependent and Persistent Effects of Amphetamine Treatment upon Recovery from Hemispatial Neglect in Rats.
2015 7月 アメリカ
半側空間無視は右脳損傷患者のおよそ40%に見られる神経心理学的な障害である。
ネズミの無顆粒皮質を破壊すると人の半側空間無視と同様の症状を作り出すことができる。
一方、動物実験ではアンフェタミンが脳の可塑性をうながし、非損傷側からの軸索成長により脳ダメージが大きく回復するという報告がある。
そこで、アンフェタミンが半側空間無視に効くのか、その治療タイミングについて動物で実験してみたそうな。
次のようになった。
・アンフェタミンを5日以内に注射したグループは食塩水グループよりもずっと早く半側空間無視が治った。
・注射タイミングが7日ほど遅れても効果はあった。
・回復効果は少なくとも60日間持続した。
半側空間無視にはアンフェタミンが効くかもしれない、
というおはなし。
感想:
「キメる」って言葉を使ってみたかっただけ。 ボツリヌス毒素とどっちが危険かねぇ、、