元
Experience with the “Good” Limb Induces Aberrant Synaptic Plasticity in the Perilesion Cortex after Stroke
2015 6月 アメリカ
脳卒中のあと 麻痺していない側の手を使う「代償運動」が脳に与える影響を調べてみたそうな。
一方の脳半球を人為的に梗塞にしたネズミを使って 非麻痺手に頼る訓練をしたグループとそうでないグループを設け、その後のリハビリ効果および脳皮質活動、シナプス密度を比較した。
次のようになった。
・非麻痺手に頼る訓練をしたグループでは病巣近傍の運動野の活動が低下した。
・また、病巣周辺のシナプス密度が高くなったが その後の麻痺手のリハビリ成果は低くなった。
麻痺していない手に頼る訓練の結果、脳梁を介して病巣周辺に異常なシナプス形成がもたらされ、結果として麻痺手の回復が妨げられたのではないか、、
というおはなし。
感想:
入院して間もないころ、左手は感覚ゼロ、グニャグニャでまったく使い物にならなかったけど 「右手があるからなんとかなるな、、」 と 妙に心強かった思い出。