元
Rehabilitation interventions to improve locomotor outcome in chronic stroke survivors: A prospective, repeated-measure study.
2015 6月 インド
発症後6ヶ月を過ぎてもリハビリで歩行が改善するものかどうか実験してみたそうな。
22-65歳、発症後1年半前後の脳卒中経験者40人について、下肢の負荷運動およびトレッドミル歩行訓練を、
1回90分 x 週5回 x 4週間=20セッション行ったところ、
次のようになった。
・80%の被検者が訓練を完遂した。
各評価指標は、リハビリ前、直後、3ヶ月後の順で
・脳卒中重症度: 41.71, 44.09, 43.96
・バランススコア: 36.28, 46.75, 46.82
・歩行スピード: 0.41, 0.53, 0.51
・自立度スコア: 77.34, 89.06, 92.32
となり、全ての指標で有意な改善を示した。
脳卒中経験者の歩行能力は慢性期であってもリハビリによって大きく改善できる、
というおはなし。
感想:
比較するグループがないからリハビリのおかげとは言い切れないんだけど、『多くの人に見守られて訓練するとなぜか成果が出る』 ってことだと思う。
ブログやツイッターに毎日歩数を上げている人は、そういう意味ではとても効果的と考える。