元
Intensive Versus Distributed Aphasia TherapyA Nonrandomized, Parallel-Group, Dosage-Controlled Study
2015 6月 オーストラリア
失語症患者への言語療法は集中的にやったほうがいいのか、それとも少しずつ長くやったほうが効果的なのか実験してみたそうな。
慢性期脳卒中で失語症の患者34人を次の2グループに分け、計48時間の言語療法プログラムを受けさせた。
*集中グループ:週に16時間x3週間 16人
*分散グループ:週に6時間x8週間 18人
訓練直後、1か月後の成果を比較したところ、
次のことがわかった。
・分散グループでボストンネーミング検査のスコアが有意に高かった。
・この効果は1ヶ月後も持続していた。
・両グループともにコミュニケーション能力、自信、QoLも同程度に改善していた。
失語症患者への集中訓練が流行っているが すこし考えなおしたほうがいいだろう、
というおはなし。
感想:
そこは自宅に帰って タブレットアプリでひとり訓練かな。