元
Comparison of cardiovascular mortality in the great East Japan and the great hanshin-awaji earthquakes - a large-scale data analysis of death certificates.
2015 4月 日本
巨大地震は脳卒中など心血管疾患と関連があると言われている。
都市直下型の阪神淡路大震災と海溝型の東日本大震災とで心血管疾患の死亡率がどのように異なるのか調べてみたそうな。
震源周辺の市町村の住民死亡記録を、地震の前後約3年間について 脳卒中と急性心筋梗塞に分類し、関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・震災後、急性心筋梗塞および脳卒中の月毎の死亡者数が有意に増加した。
・地震から2ヶ月後では、阪神淡路大震災でのみ依然として急性心筋梗塞の死亡者数が多かった。
・地震発生から2週間後までの急性心筋梗塞の死亡率は、両震災共に 震度と明らかな関連があった。
・脳卒中死亡率と震度との関連は見られなかった。
阪神淡路大震災および東日本大震災の後、心血管疾患死亡率が急上昇した。この影響は阪神淡路大震災で数ヶ月間持続したが、東日本大震災では早く収束した。また、急性心筋梗塞死亡率は震度と関連があったが、脳卒中死亡率と震度との関連は確認できなかった、
というおはなし。
感想:
震度ってけっこういい加減だからね、、