元
Patient-directed therapy during in-patient stroke rehabilitation: stroke survivors' views of feasibility and acceptability.
2015 4月 イギリス
療法士さんの監督なしに患者自らが主導する「ひとりリハビリ」が実際可能なものか、試してみたそうな。
脳卒中の発症後1週間以上経った入院患者94人について、ひとりリハビリを毎日4週間やってもらった。
ひとりリハビリの内容は、上肢のミラーセラピーと下肢のエクササイズ。
次のことがわかった。
・患者は概ね ひとりリハビリに好意的だった。
・具体的な感想は、71%が「有意義である」、68%は「楽しい」、59%が「効果があった」、88%が「仲間にも薦めたい」 だった。
・下肢エクササイズはミラーセラピーよりも評価が高かった。
・使用する用具の準備、設置が症状の重い患者にはキツかった。
・ヤル気の喪失と監督者の不在は不安要素だった。
患者主導のひとりリハビリは容認できるものだったが、問題発生時の対応方法やヤル気を維持するための工夫が必要であろう。ひとりリハビリは療法士を増員せずに患者のリハビリ時間を大幅に増やすことができる方法である、
というおはなし。
感想:
療法士さんのマンパワーに依存した脳卒中リハビリの現状から懸命に自立しようとする強い意志が イギリスからは感じられる。↓
Wiiが脳卒中リハビリに有効であることを文句なしに証明することにした
じっさい ビデオゲームで脳卒中リハビリする療法士さんはどれくらいいるの?
作業療法士さんに来てもらったけど効果が無いばかりか気晴らしにもならなかった