元
Recovery to Preinterventional Functioning, Return-to-Work, and Life Satisfaction After Treatment of Unruptured Aneurysms
2015 4月 オランダ
将来 くも膜下出血の原因になるかも知れない未破裂の脳動脈瘤を手術した人の予後について調べてみたそうな。
手術を経験した159人にアンケート調査を行った結果、
次のことがわかった。
・110人(69%)から回答が得られた。
・手術から平均6年間経っていた。
・54人は血管内手術(コイル塞栓術)を、56人は顕微鏡下手術(クリッピング)を受けた。
・81%は3ヶ月ほどで手術前の状態に回復できた。
・78%は職場復帰ができた。
・手術後、人生満足度は76%→52%に低下したが、長期的には67%にまで持ち直した。
未破裂脳動脈瘤の手術後、人生満足度が大きく低下した。長期的には およそ5人に1人は元の身体機能に回復できなかった、
というおはなし。
感想:
ある女性が幼い我が子のために健康でいなければと考え、なにも病気の症状はなかったが進んで脳ドックを受診した。
ところが動脈瘤が見つかってしまった。
この方法なら安全だからと医師に薦められるままに血管内手術を受けることになった。
手術中、脳の中でカテーテルが引っかかって抜けなくなり その日のうちに死亡した、
っていうリアル話を思い出した。
死んでしまったらこの種のアンケートには答えられないね。