元
Safety of Intravenous Thrombolysis in Stroke MimicsProspective 5-Year Study and Comprehensive Meta-Analysis
2015 3月 ギリシャ
脳卒中患者の病院到着から血栓溶解療法開始までの時間を急ぐと、実は脳卒中でない類似症状の患者にまでrtPAを打ってしまうことが起きる。
そこのところの安全性を検証してみたそうな。
脳卒中の救急救命センターに入院してきた患者について調査したところ、
次のことがわかった。
・5年間に516人の患者に血栓溶解療法を施した。
・そのうち脳卒中類似症状の患者は75人いた。
・血栓溶解療法後に脳内出血を起こした類似症状患者は1人のみで、舌の血管浮腫事例も無かった。
・ついでに 8942件の血栓溶解治療データを含む9件の過去の論文データを再解析したところ、脳卒中類似症状患者への血栓溶解療法後に脳内出血が起きる割合は0.5%だった。
・類似症状患者が治療後に脳内出血を起こすリスクは明らかに低く、回復も良好だった。
脳卒中類似症状患者への血栓溶解療法の安全性が今回の経験および過去の研究からも確認できた、
というおはなし。
感想:
こういう話は信用しないことにしてる。
でも病院が好きな人ならちょっと頭痛いときはすぐに救急車呼んで、心ゆくまでいろんな治療してもらうといい。