元
Incident Cancer in a Cohort of 3,247 Cancer Diagnosis Free Ischemic Stroke Patients.
2015 4月 アメリカ
臨床症状のないガンが原因で血栓ができて脳梗塞になり、後にガンであることが明らかになる場合がある。
そこで、脳梗塞のあとにガンになった患者の割合について調べてみたそうな。
身体障害のない脳梗塞患者3680人を2年間フォローしてビタミンサプリメントの効果を調べた研究のデータを使って、ガンの発生率、死亡率を解析したところ、
次のことがわかった。
・3247人は調査開始時にガンではなかった。
・あらたにガンになった割合は、100人あたりで、1か月後0.15人、6ヶ月後0.80人、1年後1.2人、2年後2.0人だった。
・脳梗塞患者を一般人と比較したときのガン発症率は高く、10万人あたり1年間で582vs.487人、2年間では1302vs.912人だった。
・ガンを発症した脳梗塞患者の死亡リスクはガンにならなかった者のオッズ比で3倍だった。
脳梗塞患者のガンの年間発症率は一般人よりも高かった。ガンになった場合 その死亡リスクは非常に高かった、
というおはなし。
感想:
脳梗塞になるような年齢なら 詳しく調べればガン見つかってもおかしくないわな。
軽い脳卒中をきっかけに健康意識に目覚めて、うっかり人間ドックに通ったりすると、、