元
The effect of olfactory stimuli on the balance ability of stroke patients.
2015 1月 韓国
嗅覚刺激は脳のさまざまな領域を活性化させると言われている。
脳卒中患者にニオイをかがせたときのバランス能力変化を実験してみたそうな。
33人の慢性期脳卒中患者について、次の3種類の嗅覚刺激物質ごとにグループ分けした。
*ブラックペッパーオイル
*ラベンダーオイル
*蒸留水
嗅覚刺激前後での身体の重心の動揺を 開眼時、閉眼時で測定、解析した結果、
次のようになった。
・嗅覚刺激の前後で開眼時に重心の前後、左右への動揺の大きな差が見られた。
・特に、ブラックペッパー刺激では左右方向へ、ラベンダー刺激では動揺面積に有意な差が確認できた。
嗅覚刺激による脳活動が脳卒中患者のバランス能力に影響を与えることが確認できた、
というおはなし。
感想:
なんでじゃ?と思ったら、、
島皮質あたりで嗅覚と前庭感覚の情報処理が共通しているらしいことが理由じゃないか、と書いてあった。
たしかに 頭がクラックラする匂いってあるよね。