元
An occupational therapy intervention for residents with stroke related disabilities in UK care homes (OTCH): cluster randomised controlled trial.
2015 2月 イギリス
脳卒中が原因で介護施設に入所中の患者を対象とした作業療法士派遣プログラムの効果を大規模に調査してみたそうな。
*114施設(入所者568人)へ作業療法士を3ヶ月間派遣し、
*別の114施設(入所者474人)では通常の介護を継続した。
派遣された作業療法士は患者のリハビリ計画の作成、職員の教育などにも当たった。
3、6、12ヶ月後の生活自立度および精神心理的状態を測定し比較した。
次のようになった。
・患者は平均年齢83、63%が女性だった。
・1人の患者あたり5.1回作業療法士が訪問した。
・3ヶ月時点での生活動作上の自立度にグループ間の差はほとんど無かった。
・6,12ヶ月時点での生活自立度、抑うつ度、QoLもグループ間で有意な差はみられなかった。
介護施設の脳卒中患者への作業療法士派遣プログラムは 身体機能の維持、気分、生活の質においていずれの時点でも効果が認められなかった。別の方法を考えるべきだろう、
というおはなし。
感想:
高齢だから身体がより動くようになるとは思わないけど、気晴らし程度の成果も無いとなると深刻だな。ビデオゲームが取って代わるのは時間の問題か、、